ハレイロ鍼灸整骨院 ブログ

内臓脂肪とは

内臓脂肪は、体内の内臓の周りに蓄積される脂肪のことを指します。内臓脂肪は皮下脂肪（皮膚の下に存在する脂肪）とは異なり、内腔に位置する臓器（心臓、肝臓、腎臓など）の周りに存在します。以下に内臓脂肪の特徴と健康への影響を説明します。

内臓脂肪の量を評価する方法として、腹囲測定が一般的です。腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上である場合、内臓脂肪の蓄積が高いと考えられます。また、医師や専門家による体組成分析や画像検査（CTスキャン、MRIなど）も内臓脂肪の評価に使用されます。

【特徴】

• 内臓脂肪は、見た目で判断することはできません。つまり、体型や体重だけでは内臓脂肪の量を正確に評価することはできません。
• 内臓脂肪は、腹部に集中していることが多いです。そのため、「お腹の脂肪」とも呼ばれます。

【健康への影響】

• 過剰な内臓脂肪は、メタボリックシンドローム、心血管疾患、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症などのリスク因子と関連しています。
• 内臓脂肪は、脂肪細胞から遊離脂肪酸を放出し、肝臓へと運ばれます。過剰な脂肪酸の蓄積は、肝臓に負担をかけ、脂肪肝の発症リスクを高めることがあります。
• 内臓脂肪は、炎症性物質やホルモンの分泌を増加させることがあり、炎症反応や代謝異常を引き起こす可能性があります。

【内臓脂肪を減らす方法】

• バランスの取れた食事を心掛ける：食事において、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を制限し、食物繊維や抗酸化物質を豊富に含む食品を摂取することが重要です。
• 適度な運動を行う：有酸素運動や筋力トレーニングを組み合わせた運動プログラムが内臓脂肪の減少に効果的です。
• ストレス管理：慢性的なストレスは内臓脂肪の蓄積を促進する可能性があります。適切なストレス管理法を取り入れることが重要です。

重要なのは、内臓脂肪を減らすことは健康の向上につながるということです。個別の状況に応じて医師や専門家の指導を受けることをおすすめします。